未経験でもできる! 警備員のキャリア構築と資格取得の舞台裏

「警備員の仕事って未経験OK!が多いけれど、本当?」

警備員の仕事を始めるにあたり、資格は必ずしも取得している必要はありません。
なので、まずは未経験から警備業に就く方がほとんどです。
安全を守る大役を果たすために必要な知識は、入社前に丁寧な研修でしっかりと身につけます。

一方で、資格が必要な場面があります。
業務によっては普通自動車免許を持っていることが必要であったり、現場によっては資格取得者が必ず配置されていることが要件となります。
また、警備員としてキャリアを形成していくにあたり、指導員としての資格の取得を目指していくことになります。
それぞれの資格取得によって昇給、昇進などのチャンスが広がります。

例えば、業務にあたって1年後には警備業務のノウハウを習得してくるので、交通誘導2級検定の取得を目指すことができるようになってきます。

交通誘導2級検定は、事前講習を3日半受けて、試験を半日行います。(受験する会場によって日数は変わります)
実技は、

  • 素手による更新誘導要領
  • 事故現場における二次災害防止要領
  • 大旗による車両誘導要領
  • 負傷者の搬送要領
  • 徒手の護身術

などを行います。

学科は、法令関係や警備業に必要な知識などから出題されます。
20問中18問正解で合格になります。

専門的な知識が必要になるので、1か月ほど前から毎日少しずつ勉強して試験に挑みます。

挑戦的な資格も存在します。警備員を育てていく立場を目指していく方が取得する警備員指導教育責任者という資格です。
これは、1週間の研修を受けて最後の1時間で学科の試験です。この資格は営業所に重要な教育者の役割を果たすので、さらなる昇進の道を切り開くカギとなります。

どちらも頑張れば合格できる資格です。厳しいことを言えば、知識量が必要なので、頑張らなければ受かりません。

覚えることは多いですが、毎日の業務に直結しているので、覚えるというよりは理解を深める作業になると考えています。その理解を深めるために時間をかけています。なのでけっして無駄にはなりませんし大切な知識です。一緒に頑張っていきましょう。